九大から世界へ

ドイツ語

ドイツ語とは

ドイツ語は西ゲルマン語に属する言語で, 英語とは兄弟の関係にあります。いくつかの単語を見てみましょう。 たとえばドイツ語で「父」はVater(father), 「母」はMutter(mother), 「兄弟」はBruder(brother), 「姉妹」はSchwester(sister)です。

ドイツ語はドイツ以外にオーストリア, スイス, リヒテンシュタイン, ルクセンブルクの公用語である他, 東欧諸国のかなりの地域でも話されており, ヨーロッパ大陸では最大の1億2千万の使用人口を持ちます。

文法に関しては英語よりもかなり複雑で, 名詞・形容詞・動詞などに語形変化がありますが, それによって文中での各語の働きが明確になり, 論理的で明晰な意味伝達が可能になります。ドイツで医学や哲学が発達した所以のひとつは, ドイツ語のこの論理性や明晰さにあるのかもしれません。

ドイツ語はいわゆる古英語(およそ西暦1150年以前の英語)の形態を多くとどめています。ドイツ語を学ぶことで, 現代の英語のルーツを知ることができ, 英語学習にも資するところ大です。英語と比較しながら学習すると, ドイツ語という言語により興味が湧いてくると思います。

ドイツ語を担当している専任教員

阿部 吉雄 教授(国際協力・難民支援)
Andreas Kasjan 教授(外国語教授法・CALL教育)
栗山 暢 准教授(教材開発)
恒川 元行 教授(ドイツ語語彙論・辞書論)
津村 正樹 教授(東ドイツ文学, 近現代ドイツ文学)
福元 圭太 教授(近現代ドイツ文学・思想)

九大で開講されているドイツ語関連の講義一覧

ドイツ語Ⅰ
ドイツ語Ⅱ
ドイツ語Ⅲ
ドイツ語プラクティクムⅠ
ドイツ語プラクティクムⅡ
(その他箱崎分室開講の「自由選択科目」として, 入門ドイツ語Ⅰ,Ⅱ, ドイツ語オーラル・リスニング演習Ⅰ,Ⅱ, ドイツ語表現・読解演習Ⅰ,Ⅱがあります。)

担当教員からのメッセージ

九州大学の語学の授業は「言語文化科目」という名称です。これは, 言語だけを切り離して学習することは不可能であり, その言語の背景にある文化, つまり当該言語が話されている国や地域の歴史, 社会, 習俗, 文学, 芸術, 産業などを知ることも言語学習の一環であることを表しています。

ドイツといえば皆さんは, 歴史, 特に現代史(ナチズムや戦後処理の問題), 環境政策(原子力問題やリサイクル運動), ゲーテ,トーマス・マン, ヘッセ, エンデなどの文学者, バッハやベートーベンなどのクラシック音楽, ベンツなどの自動車産業, たくさんの日本人選手が活躍するサッカーのブンデスリーガ, おいしいソーセージやビール等々に興味があるのではないでしょうか。

ドイツ語の学習を通してドイツ[語圏]そのものへ関心をもってもらえたら, とても嬉しいです。「先生, 春休みに友達とヨーロッパに旅行して, 少しだけドイツ語話しました。通じました!」という報告があると, その日のビールが特に旨い。 (福元圭太)

学生からのメッセージ

・沈 昶(九州大学医学部2年)
「ドイツ語を履修して」
私がドイツ語を選択した理由は, 将来医学を専攻する上で役立つときが来るのではないかと思ったからだ。ドイツ語を履修してみての率直な感想は, とても難しかった, である。だが, そこにはきちんとした規則があって, 論理的な思考が求められ, 学習することでそれが身についていくと思う。英語と似ている部分が多いので, 新たに習い始める言語としてはすんなり入っていけると思った。一年間しっかり学習すれば, ある程度の読み書きはできるようになる。ドイツ語を履修し終わった今, 同じくドイツ語を履修した友人と今年の夏に学生だけでドイツ旅行に行くのが楽しみである。新たにドイツ語を選択しようとしている新入生も, 大学1年生という比較的自由な時間の多い時期を利用し, 文学, 哲学思想, そして科学と様々な分野に豊かな背景があり, 常に世界の歴史の中心にいる国とその言語を通して向き合うのも有意義だと思う。

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